高校生の学習塾事情と学習費用

高校生の学習塾事情と費用についてここでは調べましたので参考にしてください。

 

塾に通っている高校生の割合

 

文部科学省の発表している子供の学習費調査によると、中学生の学習塾に通っている割合は高校受験がありますので7割を超えていますが、高校生になると3割ほどに減ってきます

 

しかし3割というのは高校生全体での数字なので受験を控えた高校3年生は大学進学率と同じ50%近くまで上がる事が予想できます。

 

 

高校生の塾の費用

家庭教師や参考書、学習塾全部含めたもので平成26年度の文部科学省調べがありますので塾だけではないですが参考にしてください。
(参考:文部科学省子供の学習調査学校外活動費 図3を見てください)

 

公立高校の補助学習費
  • 1年生  9.6万円  
  • 2年生  12.3万円
  • 3年生  18.9万円

 

私立高校の補助学習費
  • 1年生  14万円
  • 2年生  20.3万円
  • 3年生  27.6万円

 

公立私立、共に大学受験が近づくと塾にかけるお金が上がってくる傾向があります。またどちらも1年生と3年生を比較すると倍近くになる事がわかりますね。

 

学習塾が減らない理由

高校 学習塾

世の中では年々子供の数が減っていく「少子化問題」が深刻化しています。

 

少子化という事で子供の学習塾の数も年々減っていると思ったら、塾の数自体は2000年以降横ばいで推移しています。

 

何故、子供の数が減っているのに学習塾の数は減っていないのでしょうか。

 

塾の数が減っていない理由は以下の3つがあります。

 

大学全入時代への突入

 

現役の高校生が大学、短大への進学率は年々上がっています。文部科学省のデータによると平成27年度は過去最高の54,6%でした。大学に進学する以上、少しでも良い大学に入りたいと思いますね。そのために塾に通う事は欠かせません。

 

受験スタイルの多様化

 

現在の大学入試は単に偏差値を上げる勉強方法では対応できなくなってきました。志望大学の入試に対応した勉強方法が必要になってきます。全ての大学の入試スタイルを把握しているのが学習塾なのです。

 

一世帯あたりの子供の数が減少

 

少子化という事は一人っ子が増えたり、以前より一世帯の子供の数が減っている事でもあります。つまり子供1人にかける事のできる費用も増えているのです。

 

このような理由から、全体の子供の数は減っていますが塾を必要とする子供の数は減っていないのですね。

 

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