大阪府 私立高校授業料無償化 2017
公立高校は国の「高等学校等就学支援金制度」という制度により全国で授業料が無償化されていますが、私立高校では国の制度だけでは十分な支援とはいえず、国の補助金にプラスして各都道府県が独自の制度で授業料を補助しています。
特に大阪府では「私立高等学校等授業料支援補助金制度」という名称で全国でもトップレベルの水準で私立高校の授業料を補助しています。
ここでは大阪府の私立高校に通う生徒を対象とした「私立高等学校等授業料支援補助金制度」についてまとめてみました。
大阪府の私立高校授業料無償化の内容
大阪府では年収590万円未満世帯は授業料負担が実質無償となります!
- 年収590万円未満世帯 授業料負担が実質無償
- 年収590万円以上800万円未満世帯 授業料負担が20万円
ただし府内の私立高校に3人以上通わせている世帯
- 年収590万円以上800万円未満世帯 授業料負担が10万円
- 年収800万円以上910万円未満世帯 授業料負担が20万円
授業料負担の額は、授業料が58万円以下の学校の場合であり、58万円を超える学校の場合は、20万円にその額をを加えた額となります。(65万円の授業料の学校の場合は授業料負担は27万円)
ただし上記の年収のめやすは、夫婦のどちらか一方が働き、高校生1人(16歳以上)、中学生1人の4人世帯の場合のものなので、申請方法や対象者の詳細は大阪府のHPで確認してください。
支援の内容 まとめ
対象者は国と大阪府あわせて支給されます。
就学支援金(国制度)
- 毎月1日に在学している場合に支給対象となり、3ヶ月ごとに私立高校等へ振り込まれます。
- 保護者(親権者全員)の市町村民税所得割額が304,200円未満の世帯の生徒に対し、全日制高校の場合は月額9,900円(年額118,800円)、通信制高校の場合は1単位あたり4,812円が支給され、保護者の市町村民税所得割額に応じて、支給額が加算(最大2.5倍)されます。支給期間は、最大で、全日制高校36月、通信制高校48月です。
授業料支援補助金(府制度)
- 10月1日時点の在学を確認後、1年分を一括して11月ごろに私立高校等へ振り込まれます。
- 就学支援金と合わせて、授業料が無償もしくは、保護者負担が20万円(私立高校等に3人以上通わせている世帯で年収800万円未満世帯の場合は10万円)となるように、標準授業料(私立の全日制高等学校・中等教育学校(後期課程)・高等専修学校等:年間58万円、通信制高等学校:1単位10,032円)を上限に補助されます。なお、標準授業料を超えた授業料を設定している私立高校等の場合、差額分は学校が負担します。
- 私立高校等に3人以上通わせている世帯で年収800万円以上910万円未満世帯については、保護者負担が20万円(授業料が58万円を超える学校の場合は、超える額に20万円を加えた額)となるように支援されます。
こちらの情報は平成29年1月時点の情報です。
最新&詳しくはこちら
>>大阪府就学支援制度HP