大学授業料 「出世払い」検討 その内容とは
大学授業料に出世払い制度が検討されています。その内容や時期・対象者・金額・申請方法等、分かる事からまとめています。
自民党の教育再生実行本部(馳浩本部長)が2018年5月3日の会合で、大学など高等教育授業料を国が肩代わりし、学生が卒業後、収入に応じて返済する「出世払い」制度を検討していることを話しました。
出世払い 対象者と支給金額
対象は世帯年収が約1100万円未満の学生とし、入学金約28万円の他、国公立大の場合、授業料約54万円を国が負担。
私立大の授業料支援は70万円と120万円の2案を示した。
対象世帯の年収
対象世帯の年収は現行の有利子奨学金と同様に約1100万未満に制限。とのことで所得制限がありますね。
返済方法
毎月の返済額を住民税の課税所得の9%、最低2000円と設定。
標準的な収入の正規雇用者の場合、国公立大で約12年、私大で約20年で返済が完了すると見込んでいる。
いつ決まる?
政府が経済財政運営の基本指針「骨太の方針」を策定する6月までに議論をまとめるとのことで続報が待たれます。
感想
出世払いという名前が、どうなのかと思いますが、出世しないと返さなくていいのかなんて声も聞こえてきそうです。
また、現在の奨学金との違いがどうなっていくのか?大学無償化はどうなるのか?などいろいろ気になりますね。